ドッグフードの選び方
ペットフードの間違った選択、いい加減な選択は、危険です。自然食・ナチュラル・無添加・総合栄養食といった単なる表示でペットフードを選ぶのは危険です。なぜなら、ペットフードの安全性に関する法的な基準や規制はありません。野放し状態にある為、原材料に人間の食品基準に不合格になった廃棄物を使用しても、栄養価値が無く畜産動物の飼料の原料としても、畑の肥料としても使用できない滓を混ぜても良い訳です。また、間違った又は古い栄養学に基づいて作られたフードに関しても注意しなければいけません。 なお、無添加という表示は一見ナチュラルっぽく聞こえますが、加工段階で添加物を加えていないという事を表示しています。原材料となる物(牛とか鳥とか)の飼料に、成長ホルモンや添加物などが含まれていては、意味がありません。今一度、現在のフードを再確認してみてはいかがでしょうか?

肉:

家畜には4Dと呼ばれるものがある。「死亡した」、「死にかけている」、「病気の」、「負傷した」をそれぞれ表す英単語の頭文字Dを4つ並ベ、それら家畜の肉を「4Dミート」と分類するのである。当然人間の食肉としては、不合格である。
不自然な条件下で飼育されているほとんどの家畜は、成長促進や肥育のためのホルモン剤、病気を防ぐための抗生物質、害虫を防ぐための殺虫剤など数々の薬品を与えられている。これらの薬品は食肉として出荷する直前の一定期間、投与禁止のものも多い。検査時にこれらの薬品が基準値以上残っているものは不合格になる。
 これらの食品基準からはずれた肉を利用したのが、ほとんどのドッグフードである。それも、このような肉の部分でさえ、原科としてドッグフードに占める割合は少ない。表示に“肉のような”原料を表す言葉として、「ミートミール(肉粉)」あるいは「ミートエキス」「ミートボーンミール(肉骨粉)」、より明確に「畜肉および牛肉副産物」、または不明確に「肉類(ビーフ・マトン・チキン)」とある場合、消費者は「肉」と解釈しがちだ。実際は何だろう?尿、糞便、毛、膿汁、腫瘍の部分が多くを占めるのである。
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穀類:
人間の食用とならないものを利用してつくられているのが、ほとんどのドッグフードだ。穀類の場合は、農薬の残留度が高くて食品の安全基準に不合格なものや、腐敗したものである。
犬の食餌として望ましいのは無精製の麦類、玄米などだ。大豆を用いたフード、これは避けるべきである。
大豆は、長い時間をかけて調理されてはじめて、よい食物となる。だがドッグフードでは、そのように調理した大豆を用いてはいない。大豆には一定期間給餌され続けると胃腸を刺激する酵素があり、長い時間ゆっくりと煮込まないとこの酵素は破壊できない。この酵素の影響で、胃腸内の消化液の量が滅少し、バクテリアの増殖が過剰になる。バクテリアの量が多すぎると、胃腸内で内容物の発酵が起き、ガスが発生する。そのガスは脳に結ばれる血管を圧追し、ショックを起こす。迅速で、適切な処置をしないと、死に至る。イリノイ大とコーン大の研究で、大豆を用いたフードは用いていないフードの約5倍のガスを発生することが、明らかにされている。また大豆は、体内でカルシウムが機能できなくするので、余分にカルシウムを補う必要が出てくる。
「英国外科医学マガジン」によると、大豆はそれ自体、亜鉛を含まないだけでなく、体内から亜鉛を失わせる。亜鉛がないと、骨に障害がおき、もろくなる。亜鉛は被毛の状態を良好に保つミネラルで、大豆の摂取によりこれが不足することでアレルギーとなる。大豆によりアルレギーになるもうひとつの理由は、甲状腺機能不全の原因となるからである。
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脂肪:
今日のアメリカでは、ペットの必須脂肪酸不足が問題となっている。「これは最も不足している栄養素で、どのようにしてその必要量を摂取するかが、食餌管理上の一大問題である」と獣医師たちは考える。アメリカでは自然療法を奨める獣医師たちは、数多くの疾患−皮膚病からガンまで−の治療に、不飽和脂肪酸を利用している。
必須脂肪酸の不足は、皮膚疾患とカルシウム吸収不良の原因となる。また発育不良、繁殖上の障害、肺・肝臓・腎臓の衰弱ももたらす。そしてあまりにも少ないときは、リューマチ性関節炎やその他多くの病気も併発する。
必要以上のタンパク質・脂肪分は肝臓や腎臓に負担をかけることになります。理想は成犬で蛋白質22%、脂肪8%です。
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砂糖:
砂糖の摂取により、体重過多、神経過敏、糖尿病になる。砂糖はさとうきび糖とてんさい糖があるが、その害はともに同じである。それについては、ノーベル賞受賞学者であるライナス・ポーリング博士も、強調するところである。
 砂糖はビタミン・ミネラルの効力を3つの方法で妨げる。
1に、砂糖はタンパク質、ビタミン、ミネラルを供給しない。
2に、より栄養のある食物の代用をすることで、栄養不是を起こす。
3に、硫酸、マグネシウム、ピタミンCと複合ビタミンB類のほとんどのものの必要量を増す。砂糖が化学変化をするために、これらの栄養素を燃焼させるからだ。
 砂糖は神経を過敏にする。
 砂糖に対応するためのインシュリンをつねに必要とすることで、すい臓に負担をかける。犬の楕尿病は比較的新しい病気で、古い獣医学の本にのっていないことさえあるが、現在、すい臓に疾患のある犬は増えてきている。10%が糖尿病だとの統計も出ている。その原因は砂糖のとり過ぎである。
 砂糖は、便を大腸に長くとどまらせる。体内で栄養分が吸収された後、食物は便としてできるだけ迅速に排泄されなければならない。便が長いこと体内にあると、その中に含まれている水分と毒素はまた身体にとり込まれ、ガン、リューマチなどの原因となることもある。
フードに使われていても、そのラベルに「砂糖」と表示されていることは、まずない。
半生タイプのペットフードは砂糖と化学薬品の混合物と言っても過言では無い。
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塩:
犬も、ヒトと同様、食餌に過剰な塩を必要としません。ヒトや犬が必要とする塩は、食物となる植物に含まれているもので十分といわれています。
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着香・着色:
犬の食いつきを良くするために添加される。同時に、犬が本来なら食べ物とは思わないものを食べ物とは思わないものを、食べ物と思わせる目的で使用されています。家畜への化学薬品の添加基準はありますが、ペットフードへの基準はなく、危険性のある「人口着香料、人口着色料」が多ければ食いつきが良いと思われます。

犬は黒、白と灰色しか識別できないので、着色科の添加はそのオーナーをターゲットとしたものである。品質の悪い肉を赤くし、新鮮でおいしそうに思わせるため、またほとんど肉は使用されていないのに、さも肉が入っているように見せかけるために、肉のような赤い色をつける。
アメリカ国立毒物調査センター所長のデビット W.ゲイラー博士は、赤色2号がネズミにガンを引き起こすことを証明した。
 硝酸ナトリウムは、人体に対する発ガン性が公式に認められている。しかも1972年にはFDAによって、ペットの健康にも有害であることが発表された。にもかかわらず、フードに用いる製造会社は多い。
 亜硝酸ナトリウムも同様である。
 消費者に知らされていない、これら着色のための薬品はまだまだある。それらはみな、発ガン、遺伝子損傷など危険性の非常に高い毒物なのだ。
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抗酸化剤:
酸化防止剤、防腐剤と呼ばれる添加剤は、本来水分の少ないドライフードに不要なはずなのになぜ添加されるのでしょうか。その主たる原因は、材料に保存食として不適切なものを用いているからです。特に動物性脂肪を使用している場合この添加剤は不可欠です。添加剤としてはエトキシン、BHA、BHTなどの発ガン性が疑われている物質が使用されている。

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