オメガ3脂肪酸
ウィリアム・M・バネットD.V.M
皮膚の疾患、乾燥そして何年も活性していない細胞に埃が付着して脆くなったヘアーコートに対する奇跡の治療法としてオメガ3が着目されています。最近の研究で海洋の動植物に含まれるオメガ3が犬猫にとっても新しい治療剤として考えられています。オメガ3脂肪酸群は、ごく最近、動物の皮膚疾患に対する効果が知られたばかりですが、この10年間、人間の薬剤関係では用いられてきました。科学者による研究は70年代初頭より行われ、その結果、魚、アザラシ、鯨を中心食とするエスキモーが、高品質の酪農製品から脂肪を摂取している他の地域の人間よりも、心臓関係の疾患がずっと少ないことがわかりました。冷水に住む生物の含むオメガ3の消炎効果が、エスキモーたちに、このような他の地域の人間との違いをもたらしているのです。 オメガ3は動物性脂肪と植物性油脂に含まれるオメガ6とは比較にならないほど、皮膚と被毛の障害に対して、生化学的活性を改善することにより、究極的に効果があるものです。皮膚と毛艶のために脂肪分を動物の餌に加えるのはこの数年来一般的に普及していますが、この方法は、その他の脂肪酸をいっさい他から摂取しない(餌などから)というごく特殊な臨床的条件においてのみ可能なわけで、実際には酸素欠乏のため脂肪酸を代謝できないようなまれなケースでのみ成り立つものです。一般的には、動物性脂肪を餌に付加するのは栄養のアンバランスになり、肥満を招く結果になります。また炎症が出ている時点では、動物性脂肪と植物性油脂は効果がないばかりでなく、それらを使った化学薬剤はかえって炎症を悪化させるという調査結果が出ています。科学者の発表で、オメガ3は炎症によってもたらされる広範囲に疾患(関節炎、感染、その他多くの炎症性皮膚病、アレルギー性呼吸器系皮膚障害など)を、心臓、血管、リンパ管などの循環器系の健康状態を改善することにより治癒することが、明らかとなっています。オメガ3の機能はシンプルなもので、その生化学的な形態は、代謝作用を通じて赤み、熱、水腫、浮腫、腫れなどに対し基本的な消炎作用を持ち、またもうひとつ重要な点は、炎症が続くのを防ぎ、慢性の皮膚疾患を治癒するのに効果的だということです。
抽出方法について
熱処理や薬品処理によって抽出された物は、微量栄養素が失われるだけでなく酸化や劣化を早めてしまう為に、保存料や酸化防止剤の使用が必要になります。その為、冷却圧搾法などにより抽出された物を選びましょう。
オメガ3脂肪酸を含む製品 ドッグフード//プレミアムドッグ・プレミアムパピー・セミベジタリアン・ビーフバリー・ライフスタイル・クラシックフォーミュラ
キャットフード//プレミアムキャット・キャットフォーミュラ
SGJフラックスオイル(亜麻仁油)、アズミラ社メガオメガ3

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