塩の影響

犬が体内で利用できる塩の量は中型犬で一日に0.25gだと言われています。これは干しぶどう一粒くらいの量です。犬が必要とする塩分は食物の材料または原材料となる植物に含まれているものです。(人が美味しいなと感じる塩分は1.5〜2gぐらい)

必要以上の塩は、まず、腎臓を刺激し、水を多量に飲みたがります。水を多量に飲むことで胃散をうすめてしまい消化不良の原因となります。

第二に、塩は心臓を刺激します。血管は体中に血液を運んでいますが、血管のまわりが塩分を多く含んだ状態にあれば、血管壁をとおして血液中の水分が奪われます。(塩に水分吸収の性質があるため)そして、血管壁に近い赤血球は中心部の赤血球ほど速く動いていけなくなり、この状態が続くと血液が濃くなります。したがって直径1@ほどの毛細血管を血液が通過しにくくなります。ここに動物性脂肪のコレステロールが加わると一層深刻な事態になります。このようにして、動物性脂肪と塩は心臓と血液循環の機能に深刻な障害をもたらします。

コレステロールの小さな欠片や固まりが血管壁内側から分離し、血管内を漂うことになります。時には細い血管や毛細血管にとどまって閉塞の原因ともなります。適切な酸素の供給がないと筋肉が充分に機能を果たせず、老化がはじまります。状態が悪化すると死にいたります。

人間食を与えているペット達に限らず、塩を添加しているペットフードもかなり多い(キャットフードに関しては添加されている物が特に多い)ので購入のさいには、原材料を必ずチェックしなければいけません。(うちの犬はパンが好きという飼い主様がよくいらっしゃいますが、パンにはかなり多量な塩分が含まれています。もっとひどければ砂糖たっぷりのジャムやバター、マーガリンを塗ってあたえているという飼い主さえいますが、これは無知もはなはだしいと言えます。貴方が上記のような飼い主なら、即刻与えるのをやめるべきです)

塩分を多く加えて水を多く摂取させ、多量の尿を出させる為(FUS予防)キャットフードに関しては添加されている物が特に多い。しかし、これはとんでもない誤りです。このFUS予防が仮に出来たとしても、腎臓病にかかっては何にもなりません。

ペットフードのパッケージに「塩」と記載がある場合、すくなくとも避けるべきです。

砂糖の影響

砂糖は、第一にタンパク質・ビタミン・ミネラルを供給しません。第二により栄養のある食物の代用となることで栄養不足をおこします。第三に硫黄・マグネシウム・ビタミンC・複合ビタミンB類のほとんどのものの必要量を増やします。また、砂糖が化学変化するためには以上のような栄養分を燃焼させます。さらに体内からカルシウムを奪います。この他に、砂糖に対応するためのインシュリンをつねに必要とすることで、膵臓にも負担をかけます。神経過敏にもなります。

砂糖は、肥満や糖尿病の原因になるほか、塩の必要以上の摂取の場合と同じく心臓にもよくありません。また、便を大腸に長く留まらせ便の中に含まれる水分と、毒素は再び体内にとりこまれ癌やリューマチの原因になる場合もあります。砂糖はさとうきび糖・てんさい糖があるがその害はともに同じです。

塩と同じく人間食を与えているペット達に限らず、ペットフードによる砂糖中毒の犬も多いのです。ペットフードの場合は砂糖と記載されていることはほとんどありません。ショ糖・グレービーなどの表示にも注意(これも砂糖です)

 

セミモイストタイプとソフトドライタイプ(いわゆる半生タイプのドックフード)の特徴

@水分を保持し柔らかさを保つために、コーンシロップや多価アルコールでできた炭水化物成分を使用このため糖質の過多による健康への悪影響が心配される。

A嗜好性を左右する肉類だけは粉砕せず、肉挽き機で挽肉にされてから、粉砕された他の原材料と混ぜ合わされる。加熱処理 はこの混ぜ合わせのときのみ。

B温熱乾燥ではなく、冷却乾燥される。

C保存性をドライフードなみに高くするため、他のタイプと比べてより強力な抗酸化剤を使用している

結論・・・ショ糖と抗酸化剤が多量に使用されているため、主食としてはもちろん、どんな形でも与えるべきではない。商業上の都合から変形したペットフードである。