犬と人の身体のしくみと食性 ■歯 「うちの○○ちゃん、歯がなくてドライフードが食べれないの」という人が多い。おそらく自分たち人間と同じだと思われているのでしょう。私たち人間の臼歯は平らで、食物を粉状にすりつぶすのにより適しており、よく噛んで食べますが、犬の食餌の仕方は奥歯で食物をバラバラに裂き小片に切り、飲み込める程の大きさに噛むだけなのです。 ■唾液 私たちは唾液アミラーゼ〔デンプンの消化酵素〕を持っているので、デンプンを糖質に変えることができる。犬達はその唾液アミラーゼをほんの少ししか持っていません。 ■デンプンの消化過程 上記でも説明の通り、犬達は唾液アミラーゼをほんの少ししか持っていませんから、私たちより強力な胃液(塩酸とペプシンが多い)が分泌され、胃から出るまでにすい液の酵素と胆汁を含む私たちと同じような液で混ぜ合わされ、デンプンのほとんどの消化がなされます。 ■腸の長さ 人間は長さ約9mに対し、犬は大変短い。 肉食から雑食へ ■食性 何を主食としているか、歯や消化器官の形態に基づいているかによって肉食・草食・雑食に分類されるが、一般的に考えられている程明確に区切られているわけではない。 ■肉食に分類される犬達 生態系の中では肉食に分類されているが、食餌の基本となるのは草食動物の身体。倒した獲物のお腹を大きく裂き、草食動物の腸内の穀類・草の半消化物質から順に食べていきます。 しかし、ペットとして飼われる犬に関しては肉食・草食・雑食の肉食に明確にあてはまらない部分がある。雑食である人間とその食餌を分かち合ってきたという経過のためであり、雑食性を帯びた肉食ともいえます。

アレルギーにも配慮した無添加のドッグフードやキャットフードはこちら
http://pet-jp.com/