お腹が空いた迷い犬の為の食事
道瑞で骨と皮だらけになってうろついている犬を見かけたとき、あなただったらどうするだろうか?いくらかわいそうだからとはいえ、必ずしも飼ってあげることはできないが、何か食物を運んであげたりすることはできるだろう。そうすればその子はごはんを求めてさまよい歩くことなく、体カの消耗も防げる。食物にありつければ延命できて、新しい飼い主に出会うチャンスもできるというものだ。日が暮れはじめてもまだ飼ってくれるヒトに巡り会えなくて、おなかをすかせてウロウロしている犬には、どんな食物をあげたらよいだろうか?とりあえずトリや玄米なら手に入れやすくお金もかからないだろう。ただしこれらは消化がよい食物だが、それでも飢えている犬にとっては負担が大きすぎると思われる。お米といっしょにトリを入れて与えてはならない、という栄養学者の説もある。あまりにも空腹なときに食物を与えるのは、身体にとって急激な変化となり消化器などにショックを与えるので、勧められない。飢餓状態で拾った犬にいちぱんよい給餌方法を、ここで紹介しよう。まず絶対にしてはいけないこと、それは「無制限に食べさせること」である。これはよく頭にたたき込んでおくことだ。おなかがすいた犬は確かに、あなたの与えた食物をおいしそうにガツガツと食べることだろう。その様子を見たあなたは「よいことをした」と思うかもしれない。でもこれはたいへんな思い違いだ!というのは、食べすぎたことで犬が体調を崩しかねないからである。普通に食べて大丈夫な身体になるまで、だいたい10日ぐらいはかかるといわれている。ヒトも手術などのため絶食状態にあるとき、術後はおもゆからおかゆへと慎重な段階を踏んで、やっと普通の食事に戻ることができるということを考えてみれぱ、納得がいくと思う。何か欲しそうなら、まず純粋な蜂蜜を少し与えよう。純粋な蜂蜜は、飢えかけた犬にはいちばん適した食物である。これは病気や怪我をしたときに与えてもよいものだ。次に手もとにナチュラルなドッグフードがあればそれを、なけれぱ火を通したラム肉、玄米、カッテージチーズ、ゆでた野菜類を与えよう。そして与える量、これが肝心だ!はじめは1日に4−8回に分けて、ほんのわずかな量を与える。そして徐々に1回に与える量を増やしていき、だいたい10日前後かけてその子に適した量にする。そして今まで足りていなかったビタミンとミネラルも、毎日与えよう。より早く犬の体調をもとに戻すことができる。これにはナチュラルなサプリメントを利用すると便利である。そしてもうひとつ大切なこと。それは心の痛手を受けたその子に「愛情」という補給をしてあげることだ。これは犬にはとっても必要なものなのだから一一。DOGvol5参照
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